2008年10月24日

カラヴァッジョの絵におけるマリアとマグダラのマリア

ローマのドーリア・パンフィーリ美術館にあるこの二つの絵。こちらのイタリア日記のページをご覧ください。

[エジプトへの逃避の中の休息]

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[マグダラのマリア]

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2008年10月23日

古代ローマのモザイクの解読

シチリアのピアッツァ・アルメリーナにあるカザーレ荘には古代ローマのモザイクが床一面に描かれています。ここは発掘が遅かったため保存状態が良く、世界遺産に指定されました。

私が初めて見たのは世界遺産になる直前の1996年ですが、残念ながらデジカメがまだありませんでした。そこで2005年にもう一度行って撮ってきました。

ここのモザイクのテーマは宗教はほとんどなく、当時の人々の暮らしや自然をしのばせるものが多く楽しいものです。たとえばビキニを着た女性アスリートの部屋。

ただ、そのせいで資料が少なく、推察も難しく、解読がのびのびになっていました。

やっと、今年初めに、いちおう全部の推理解読を終えました。イタリア旅行日記の方の[古代ローマン・モザイクの解読]をぜひご覧ください。

マイナーな題材だと思っていましたが、検索で見る方が多いので、こちらでもお知らせしようと思いました。お知らせが遅れてごめんなさい。
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2008年01月26日

スペイン旅行記

2007年はイタリアではなくスペインに行きました。図像学というものはいつも頭の片隅に残っていて、実際の絵をみると、忘れかけていたものが思い出されます。

この[楽しい絵解き物語]はブログにする時間がありませんが、行った先々で見た絵の中の図像学について、こちらのスペイン・フォト・ダイアリー、というブログに書いてあります。⇒http://spaindaisuki.seesaa.net/

たとえば、サクラ・ダ・ファミリアの彫刻に全能の神のαとΩがデザインされたものを見つけたときの話、グレコの[オルガス伯爵の埋葬]を見ながら気が付いたこと、などです。

写真中心の軽い読み物になっていますので、スペインに興味のある方、見てくださいね。
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2006年03月01日

イタリア旅行記

私が図像に興味をもつようになったのは、何回かのイタリア旅行、そして留学、滞在が影響しています。ということで今までのイタリア旅行記を加筆訂正してブログに書き移すことにしました。⇒http://italiadaisuki.seesaa.net/

こちらには建物や絵の写真もあり、文には図像に対する好奇心がどのように芽生えていったか、という自分の成長の跡があります。

図像は写真からでも解りますが、実物の質感や大きさを知るのは重要なことでした。これからヨーロッパに行かれる方でショッピンクやグルメだけでなく美術にも関心がある方は、こんな見方もあるということで、参考にしていただければ幸いです。
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2005年11月23日

コメントについて

コメントは承認後表示の形をとっていますが、読んでも表示しない場合があります。
コメントに対するレスポンスは、これから書く内容に関係するので致しません。

異議がある方はご自分のブログなどで書いてください。

ネットで議論したり、コメントに「ありがとう」などと答えていると時間がなくなるので致しません。それなら外せ、とか言う方がよくありますが、コメントを読むのは楽しみなので残してあります。設定は各ユーザーの自由。

もちろん、質問にはお答えしません。検索などを利用して、ご自分で勉強してください。
先生に聞こうという姿勢では図像学を学ぶことはできません。
そして残念ながら、図像学はその人の知識内でしか遊べない世界なのです。

書くのが楽なのでブログというシステムを使っていますが、ただの考察ノートです。
隣の席の人のノートを見る気分で読んでくださいね。
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プロフィール

プロフィールを知りたいと思った方、
年令・性別・学歴・職歴でその人を計ろうとすると誤ります。
ネットに書かれたものを信用してはいけません。

書かれたものの中にその人なりが現れますので、プロフィールを想像しながらお読みください。

最低限の自己紹介をしますと・・

私は美術・教育・などの業界には無関係な人間です。
勉強はすべて独学および実地検分によるもの。
学校では学んでいません。
というか、図像学を教えられる先生は学校にはいません。

図像学的考察は聖書と絵を注意深く見るだけで誰にでもできます。

とはいえ、日本人は権威が大好き。
大先生好きの方はこのブログは読まないでください。
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[映画] ダヴィンチコード・デコーデッド

私に再び書く勇気を与えたこの映画について、[MY CINEMA DIARY]http://eigadaisuki.seesaa.net/に書いた日記を載せる。

======== 11月22日の映画日記 ====================

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タケシの番組で、今明かされた世紀の大発見、というように扱われた[ダヴィンチ・コード]。
あれを見て、そんなこと昔から言われていたではないか、ともやもやとしたものを感じていた。でも[世間]がこぞって持ち上げるものに反論する気にもならず、本も読まなかった。

それが、このヴィデオを見たことで、気分がすっきりしたのだ。「ダ・ヴィンチ・コード」の著者ダン・ブラウンはこのヴィデオにも登場しているが、今までに出された多くの文献を参考にしている。

それらの著者たちが、思い思いに自説を繰り広げるだけの映画だが、たとえば、「レンヌ=ル=シャトーの謎」のヘンリー・リンカーン、「マグダラのマリアと聖杯」のマーガレット・スターバード、「マグダラとヨハネのミステリー」のリン・ピクネット等々。

このヴィデオを見れば、これらの本は読む必要は無い。少なくとも本好きではなく、絵と宗教から考えていこという図像学の立場の自分にとっては人の説をしっかりと読むことは危険だ。

よく外国の文献を訳して自説のようにしている有名人がいるが、ああはなりたくない。イタリア語だから他の人は読まないだろう、という考えではいけない。

私の嬉しかったのは、こういうことが「聖書をよく読めば誰にでも解る」と誰もが言っていたことだ。日本は発言に権威性を求めるが、誰にでも解ることなら私が書いても良いのだ。

そして、今までは[聖書に書かれたこと=当たり]と思っていたが、書かれなかったこと、消されたことの方に真実があると思っても良いのだという勇気をもらった。[歴史は権力者によって塗り替えられる]という法則がローマン・カトリックにも当てはまるのであった。

もしこの[ダヴィンチコード]が世紀の発見でないにせよ、なぜ今明かされたかというと、カトリックの力が低下して、自由に発言できるようになったからだろう。

マグダラのマリアの地位については死去した法王パウロのように徹底したアンチ・フェミニストには許せないものであっただろう。

しかし、ダヴィンチだけでなく、ダヴィンチ・コードのダン・ブラウンだけでなく、現代の絵画、映画の形で彼女の存在を訴えた人がいる。それは、[パッション]のメル・ギブソンだ。

あの映画はキリストの受難が酷すぎてカトリック教徒が激怒したというが、私は今日、わかったのである。カトリックが激怒したのは、マグダラのマリアを演じたモニカ・ベルッチの凛とした美しさと存在感だ。聖母マリアとマグダラのマリアはどう見ても嫁と姑にしか見えない。

私はカトリックは後から勉強したので、マリアの生涯については疑問だらけだった。5年前からはじめた[絵解き物語]では非難をおそれて、なんちゃって風にしか書けなかったことが、今なら書ける。

私は若いときロワール川のほとりの小さな城の横にダヴィンチの小さな記念館があるのを見て、あのイタリアの巨人がなぜこんなところにいるのだろう、と思った。そういう素朴な疑問が探求のはじめである。 

それについての答えは[ダヴィンチ・コード」のメインである2つの[岩窟の聖母]にあったので、テレビで軽々しく扱わないでほしかった。どこの美術の本にでも書いてあるようなことを新発見!と騒がないでほしかった。

だから、今日はとても嬉しい。
posted by machilin at 09:29| Comment(0) | プロローグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする